弁護士の報酬について

弁護士の報酬は、依頼人に対してどの程度の利益があったかにより決まるのが一般的です。いわゆる成功報酬ですが、これは一種の出来高払いと言っても良いものであり、基本的に依頼人に利益がなかった場合には報酬を受け取らないのが通例です。そのため、多くの弁護士は必要経費は着手金として徴収し、その後の活動によって成果が上がった分だけ成功報酬として受け取るような仕組みになっています。しかし、その考え方によってなかなか報酬の取り方が難しい場合があります。それは離婚調停です。この場合には双方から依頼されることも多く、この場合夫の味方をするか妻の味方をするかによってその報酬の考え方が大きく変わるものです。しかし、離婚の場合にはどちらと高い利益を得ると言うことが少なく、成功報酬の設定は非常に難しいものとなってしまいます。そのため出来高で設定する場合でも、その基準がどこにあるのかがわからなくなってしまうことも多いのです。弁護士が入って離婚問題を解決する場合、その出来高を慰謝料にした場合、夫婦の間でお金の分だけになってしまうため実際に依頼人に利益があるとは言えないものです。そのため、離婚問題を扱う場合には着手金だけで成功報酬が受け取れないと言う人も少なくありません。

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